2ちゃんねる(5ちゃんねる)まとめ記事で、「マキモ」という魚(?)が出てくることがあります。
結論から言うと、「マキモ」というのはマグロのことです。
さらに、実はマキモと言う言葉はありません。
どういうことなのか、解説していきましょう。

マキモとは、存在しない言葉
2ちゃんのまとめを読んでいて、マグロの話なのに急に「マキモ」という言葉が出てくることがあります。
多分、マグロのことかな?と思えますが、何度読んでも「マキモ」と書いてある。

「草」とか「安価」のような2ch用語なのかと思い、検索してもこれと言った解説は出てきません。
それもそのはず、「マキモ」などと言う言葉は存在せず、2ch用語ですらないのです。
なぜまとめ記事で「マキモ」が出てくるかというと、まとめサイトの自動変換機能によるものと思われます。
まとめサイトの自動変換機能?
2ちゃんねるには膨大なスレッド数があり、それらを見る時間は普通の人にはありませんので、まとめサイトが多数存在しています。
普通のネットユーザーはこれらのまとめサイトを見ることが多いでしょう。
そして、まとめサイトでもまた膨大な記事を掲載しています。
ここで、まとめサイトの運営者というのはブログサービスやサーバを借りて、広告収入を得ています。そのために、それらのサービスの規約を守る必要があります。例えば、反社会的な記事やアダルト記事は掲載してはいけない、というような規約があります。
そして、まとめ記事を作る際には2ちゃんねるから投稿を選別してまとめ記事を作成する必要がありますが、多くのまとめサイト運営者はこの作業を自動化しています。上で書いたように、ひとつのまとめサイトでも膨大な記事数がありますからね。
この自動化作業の中に、規約違反をしないための編集も組み込んでいる方もいます。
ここで気付く方もいるかもしれませんが、「グロい」内容は規約違反になりやすいのです。一方で、「キモい」くらいの内容であれば規約違反になりにくい…。
そこで、「グロ」を「キモ」に置き換える自動変換機能を取り入れているまとめサイトがあると思われます。
その変換機能を通すと、マグロが「マキモ」になってしまうのです。
つまり元々は「マグロ」と書き込まれていただけ。
コンプライアンスに引っかからないようにするために、存在しない言葉が生まれてしまったというわけです。
「マキモ 食べ物 食べ方」「マキモ 解体」「マキモ すし」などの検索候補が出てきますが、存在しない以上食べることも解体することもできませんね。
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